今まで何度かに渡り海外就職の影の部分、現実的な大変さについて紹介してきました。本日は、そそれでもやっぱり海外就職がいいと思う2つの瞬間を紹介したいと思います。
■過去の記事
海外で働くリスク
海外での昇給とインフレ
シンガポール現地採用のキャリアパス
その国の発展とともに明るい将来像を描ける
日本に帰国をして久しぶりに日本の友達と話すと、、、、出てくる話は、この先の不安、政治的な不安、原発問題、災害、少子高齢化問題、年金問題、経済縮小問題などなど、、、将来へのネガティブな話題ばかりです。
一方、海外就職している外国人は、あくまでも外国人なので、いい意味でも悪い意味でも、現在、働いている国の将来はあまり考えていません。その国に文句があるのであれば、将来に不満があると思うのであれば、その国を出ればいいだけです。
よって、あまり文句をいう人はいません。または、文句があっても、その国が不安が問題ではなく、本人の実力の問題と割り切ることができます。
また、途上国や中進国で働いている人は、凄まじい発展を目の前で見ながら、その国の将来を楽しみにしている人がほとんどです。これからの国の発展とともに明るい未来を描いている人が多いです。
将来への不安があるのは、日本も海外も同じですが、せっかくの人生、やっぱり明るい未来について話していた方が楽しいです。海外で働いていると、自然とポジティブな人に多く出会い、自分までポジティブになれるような気がします。
人と比べず自分らしい幸せを見つけられる
日本に帰国すると思うもう一つのこと。それは、周りの人は、皆、周囲を気にしながら、周囲と比較しながら生きていることです。
日本では、大半の人が同じような教育を受け、飛びぬけたお金持ちも飛びぬけた貧乏をほんの少数で大半の人は中流家庭として育ち、ほとんど格差を気にしないまま社会人になります。
そして、社会に出てから、徐々に格差が広がっていきます。
なので、多くの人は、学生時代や幼少の頃の友達との生活を比べて、羨ましがったり、ひがんだり、対抗してみたりと他人と比べて、自分がどのくらい幸せかを測るような気がします。
確かにもし自分がずっと日本に住んでいたら、同じ大学を卒業した友達がマンションを次々と購入したら、なぜ自分だけで購入することができないんだろうと、落ち込んだり、劣等感を持ったりするかもしれません。
しかし、海外での生活は、異なります。自分と同じという人がほとんどいません。人はそれぞれ違うものと考えることができます。肌の色も、育った家庭環境も、受けた教育も、そもそも異なるのでその人達と比べていても仕方がありません。
自分は、自分なりの幸せを見つければいい。
そう思えるのです。海外で生活している人、皆が皆そう思うかはわかりませんが、比べる対象が少ない分、人と比べて幸せの度合いを測る必要はまったくありません。
海外で生活していると、自分は自分でいいと思えるのです。これが海外生活のいいところであると思います。
以上、「それでもやっぱり海外就職っていいな」と思う2つの瞬間でした。ご参考までに。