シンガポールは、安い税金と整備されたインフラをアドバンテージに持ち、世界中のMNC(multinational corporation 多国籍企業)がシンガポールにアジア本社を構えています。
また、日系企業も多く、ジェトロシンガポールの2008年度の報告では、実に2,900社の日系企業がシンガポールに進出しています。
シンガポールの昇給率
シンガポールのシンガポール日本商工会議所の発表によると、シンガポールの2011年の平均昇給率は、4%となる見通しとのことです。(去年は、3.7%でした。)
また、ボーナスは、管理職で2.93ヵ月、非管理職で2.72ヵ月程度と予測されているそうです。
この平均昇給率は、日系企業への調査であり、日本人や外資系企業への調査ではないことからは、同じ数字を当てはまめることが正しいかはわかりませんが、日本人の一般的な現地採用の給料にこの昇給率を当てはめると下記の昇給が予測されます。
■ シンガポール現地採用の一般的なお給料 3000ドル(18万円程度)
■ 1年働いた後の4%の昇給後の給料 3120ドル(18万8千円程度)
1年の昇給は、日本円にして8千円程度です。
もちろん、会社によっては、会社の業績がよかったり、本人の評価が高かった場合には、4%以上の昇給も期待できます。
海外就職時の非現実的な昇給へ期待は危険
シンガポールやタイで働く日本人の中には、現地採用の平均的な給料で入社した会社で1年働くと、20%~50%程度、給料が上がると思い込んでいる人や、それぐらい上がらないなら辞めると会社への不満を言う人もいますが、
3000ドルの給料オーファーを受けて入社して1年後に4000ドルになるとか、6万バーツの給料で入社したのに来年の昇給では、10万バーツは最低ほしいとか、思い込むのは現実的ではありません。
むしろ、それぐらいの給料が自分の能力を考え、打倒と思うのであれば、予めその給料額を提示してくれる企業へ就職するほうが、良いと思います。
以上、シンガポールの昇給率についてでした。