海外就職を目指せの記事

シンガポール現地採用のキャリアパス(その2)

前回、シンガポール就職でキャリアは得られるのか? をテーマに記事を書いてみました。「シンガポールや海外で働いている」と聞くととても聞こえはいいですが、実際に多くの日本人は、海外で就職することによってキャリアアップできるのかというとどうでしょうか。

前回の記事: シンガポール現地採用のキャリアパス

前回の記事をお読みいただき、実際にシンガポールで働いている人の中には、そんなことはない、シンガポールでの仕事はキャリアになっていると反論される方もいるかもしれませんが、現実として、シンガポールで働いている日本人の半数以上は、2,3年で日本に帰国しています。

2,3年で日本へ戻る理由

キャリアを求めてシンガポールに来る人がすべてではないので、一概には言えませんし、もともと2,3年の限定で海外に来る人が多いのも事実です。

帰国する理由は、「シンガポールが好きじゃない」、「シンガポールでの将来が見えない」、「シンガポーリアンが苦手」などの理由を挙げる人が大半です。

実際の理由は、数年シンガポールに住んだ末、現実に直面し、数年働いても、転職してみても給料は、来た当初とほとんど変わらず、このままでは、将来が見えないという理由で日本に帰国といいうケースが本音だと思います。

シンガポール就職のキャリアパスまとめ

シンガポール就職、海外就職は、人気があり、日本以上に就職先も簡単に見つけられることができますが、キャリアという点を考える場合、「海外で働く経験 = キャリア」 には、ならないということです。

もちろん、日本より努力や結果次第で年齢や性別、国籍に関係なく評価されるのが海外ですが、逆に努力や結果がなければ、何年働いても、どの職場にいっても最初の給料から大きく昇給することも昇進することもありません。

日本で経験やスキルがない人は、海外に行っても同様に経験やスキルが必要ない仕事にしか就くことができません。

結局ところ、キャリアで大事なことはどこの国で働いても、常に向上心を持ってスキルを高め、より高い志を持つことだと思います。

なお、前回、今回の記事は、キャリアに着目したシンガポール就職、海外就職をテーマに書きました。キャリアではなく、海外就職を人生経験と考えた場合には、日本では得ることができない貴重な経験がいっぱいできると思います。

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