タイの年に一度の一大イベント、ソンクラーンも無事終わり暑い暑い日が続いています。
タイ、バンコクでは、政治的な問題を抱えたままですが、市内は相変わらず平和です。
さて、バンコクの日系企業に就職して、早10ヶ月。面接をしたのは、ちょうど今から1年前でした。
海外の日本人社会は、狭いので、あまり自分の会社については、書いてきませんでした。しかし、もうすぐバンコクに来て1年。この一年を振り返る意味でも、海外就職の実態を紹介したいという意味でも、今までの仕事の事、会社の事をちょっとずつ紹介したいと思います。
自分の会社は、コテコテ日系企業。日本にある日本の会社以上に日本の古いくさい会社だと思います。
自分の業種は、IT企業。SEやプログラマーというわけではありませんが、ずっと同じ職種で働いています。
日本で働いた会社、プーケット、シンガポールで働いた会社は、どこも普段ネクタイなんて必要ありませんでした。来客予定の日や取引先に行く際には、もちろん、それなりの服装でしたが、それでも、IT関連の企業に置いてネクタイを締めている人は、ほんとに希だと思います。
特に内勤で1日中PCに向かって仕事をしているので、ネクタイをする意味が自分には、わかりません。
しかし、今の会社は、一年中常夏のタイにあって、勤務中、ネクタイ必須。
自分の考え:
ネクタイをする → 首が苦しい → 蒸し暑い → 仕事の効率が落ちる → クーラーの温度を下げる → 光熱費、無駄な経費がかかる
と企業にとって悪いことにだらけのような気がします。
そこで、入社後何度か、ネクタイを外してもいいか、会社に訴えてみると、
会社の考え:
ネクタイをする → 仕事をするぞという気になる → まわりの社員、タイ人スタッフから仕事ができるように思われる
との回答。この回答を聞いて、しばらく沈黙してしまいました。「返す言葉もない」ということはこういう事を言うのだと思いました。
今時、しかも海外にあって、こんな発想をする会社もあるのです。
仕事は、周りからできるように思われたって仕方がないと思います。ネクタイをしていようが、していまいが、結果、その人が働きやすく、よりよい物を作れれば、その物が作った人が自然と評価される物だと思います。。。。(汗)
海外就職。 一見、映画に出てくるような自由な社風を想像しますが、海外の日系企業に限っては、真逆の可能性もあります。