一昔前は、日本は労働時間が長いことで有名でしたが、現在は、残業も減り、休日も増え、日本の労働時間の長さは徐々に改善されているような気がします。
一方、有給休暇については、日本で働いていたころ、こんなことを言われたのを覚えています。「有給休暇はあってないようなもの」。確かにいわれている通りで、世界的にみると日本の有給消化率は低いようです。
世界の有給消化率
ロイターと調査会社イプソスが発表した国別の有給休暇を使い切る労働者の割合では、
フランスが89%でトップ、日本が33%で最下位であることが分かりました。
調査は24カ国の約1万2500人を対象に実施されランキングは下記の通りです。
1位 フランス 89%が消化
2位 アルゼンチン 80%
3位 ハンガリー 78%
4位 イギリス 77%
5位 スペイン 77%
一方、日本は、調査対象国24カ国中、最下位のわずか33%でした。
日本の有給消化率が低い理由
日本の有給消化率が悪い理由は、仕事が忙しい、リストラ、派遣切りで社員一人の負担が増え有給をとれる環境ではない、有給を取ることによって解雇の不安がある、というのが、理由とのことです。
日本人の責任感の強さや周りの空気を読む文化から有給を取ることが申し訳ないと思うようです。
たしかに今までの日本経済は、これらの日本人の勤勉さが経済を支えてきたともいえますが、休暇をしっかりととり、リフレッシュすることでより仕事の効率があがるという考えも取り入れた方がいいと思います。
ワーク&ライフ バランスにおいては、現在もまだまだ日本は後進国と言えると思います。
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