海外就職を目指せの記事

外資系企業と海外就職

先日紹介した日系企業と海外就職。
海外で就職と言っても日系企業に就職する場合には、実は、日本にある日本の会社以上に大変だったりします。それは、残業時間だったり、接待飲み会だったり、さらに駐在員と現地採用との格差社会だったりです。

前回の記事は、こちら ⇒ 「日系企業と海外就職」

一方、海外の外資系企業で働くことがそんなにいいのかどうかを実体験を踏まえて紹介したいと思います。

海外、それも外資系企業ときくと、自由な社風、コーヒーを片手に雑談しながら、和気藹々と仕事。残業なんて誰もせず、もちろん、接待なんて一切なし、家族やプライベートが優先の仕事スタイルというのは、想像通りだと思います。

しかし、現実は、そんなに甘くはありません。

【完全実力社会】
今までの会社をみても、入社してプロベーション(試用期間)が3ヶ月程度(タイの場合最大120日)ですが、この試用期間を無事クリアする確立は、7割もないです。中には、入社1週間で首というのも当たり前の話です。
また、たとえ、無事、試用期間を終え、正式に正社員になったとしても、その後、いつどこで首を切られるかはわからず、常に首を恐れながら仕事をしていくことになります。

日本の企業のように、本当に首にしたいときに、「悪いけど、今月いっぱいで辞めてくれる?」というフレーズをききますが、外資系には、今月いっぱいという言葉は、一切ありません。

首といわれれば、その場で立ち去ります。今までの自分の会社では、ほとんどの人が、首を言い渡されたら、その場で荷物をまとめ、会社のPCには、2度触ることがないまま会社を立ち去ります。もちろん、どこに行くのも常に人事が監視し、社内を回って挨拶すら許されません。

(その場で首と言っても、法律上、勤続年数に応じて、1ヶ月分から数ヶ月分まで会社に来なくても給料がもらえます。)

【完全実力社会その2】
日本の会社では、仕事ができなかったり、ミスをしたら「お前はこんなこともできないのか!」などと説教をされると聞きます。外資系では、そんな説教なんてありません。たとえ仕事ができなくても誰からも注意すらされないことがあります。

しかし、会社は、注意をしない代わりに、常により良い人材を探しています。つまり外資系は、自由と言いますが、自由を履き違えると、即刻、新しい社員と入れ替えになります。結果(数字)が全てです。

【残業は禁物】
日系企業では、残業しないと、仕事をやる気がないと取られそうですが、外資系の場合には、完全に逆です。「残業をしている=プライオリティーを決めて仕事をする能力がない、または、タイムマネージメントができない」というマイナス評価をされます。

しかし、外資系の中でたった一人の日本人だったり、数少ない日本人だったりすると、どうしても時間内には終わらないことがあります。

こんなときには、残業が必要ですが、残業しているとマイナスにも見られるため、自宅でこっそり仕事をしたり、
誰もいないところで仕事をしたりします。

日系企業では考えられないことかもしれませんが、外資系企業では、忙しいアピールをしつつもそれを全て時間内にこなしているアピールが大事となります。

【待遇と昇給】
外資系では、日系企業とは、違って、みんな同じ%で昇給していくわけではありません。隣で同じ役職で仕事をしている人が、自分の倍の給料を貰っているということもよくある話です。

実際に自分が働いていた会社も、2年間働きましたが、入社時と比べ退職時には、倍近く給料が増えました。その逆に、10年働いていても、ほとんど10年前と給料が変わらない人がいます。

結果を残す(数字を出す)ということも必要ですが、いかに給料を交渉するかや上司に評価されるためにいかにアピールするかで給料も倍近く変わります。相性が悪いローカルボスなどの下になると、それだけで、査定が大幅にさがったり、理不尽な理由で退職に追い込まれたりするのも、外資系では、よくある話です。

以上、自由で明るくプライベート重視な外資系と思われがちですが、「一寸先は、闇」といえるのが、海外の外資系企業の特徴です。

以上、海外で働く海外就職といっても、日系企業で働くか外資系企業で働くかでこれほど大きくことなる海外就職生活でした。

PS:海外で両極端の2社を経験したこのブログの著者ですが、やっぱり僕は、外資系の方が好きです。そして、せっかく海外で働こうと思うなら、やっぱり外資系に就職されることをお勧めします。

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