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日本の将来について海外から思うこと[その2]

前回は、労働人口の減少の問題や国家債務の問題など日本の将来について海外から思うことを紹介しました。本日は、続いて独断と偏見で海外から見た解決方法を書きたいと思います。

※あくまでも独断と偏見のなので参考までにお読みください。

過去の記事:日本の将来について海外から思うこと

子育てしながらでも誰も働きやすい職場環境を作る

現在、日本では女性が出産後も職場に復帰しやすいようにと育児休暇を3年にすることが議論されています。しかし、育児休暇を長くすることでは、何も解決にもなりません。3年とったあとに仕事をやめる可能性もありますし、企業として3年間のブランクがある社員を受け入れること対して企業にとってメリットがあるのかもわかりません。

現在の日本の労働環境の問題は、育児期間の期間ではなく、復帰の仕事の職場環境であると思います。

海外では、結婚や出産を気に仕事を退職することは一般的ではありません。特にタイやシンガポールでは、多くの人は、育児休暇を2,3ヶ月取り、すぐに職場復帰するのが当たり前です。1年間とる人すらほとんどいません。

なぜなら、まず第一に子供を預けられる環境がある、そして、その次に子育てをしながらでも働ける職場の環境といえると思います。海外では、残業を強制させられることはまずありません。ほとんどの人は定時に帰宅します。また、有給完全消化も当たり前の権利です。

日本のように周りの顔を伺いながら、子供をお迎えを心配しながら残業をしたり、すみませんといいながら、申し訳ない気持ちで有給とる必要もありません。

日本も労働人口を増加させるためには、まずは、子供が居ても働きやすい職場環境をつくる必要があります。

外国人労働者を選別して受け入れる

また日本でもずっと議論されている外国人労働者の受け入れ問題。日本では、外国人労働者イコール低所得者、犯罪などのイメージに結びつける人が多いですが、日本が受け入れるべき労働者は、こういった層の外国人ではありません。どういった移民を受け入れるのは、日本が選べばよいのです。

シンガポールでは、労働人口の3分の1がすでに外国人です。結果として国の治安が悪くなったということは一切ありません。その逆に海外から優秀な労働者を受け入れることにより、職場に刺激を与え、また給料が高ければ高いほど、税金の額も高くなり、税収が増えています。

その逆に一定の税金を納めない外国人には、現在のステータスが永住権だろうと更新制に切り替え、納税額で次回のビザの更新を判断すべきだと思います。(現在シンガポールの永住権(PR)も5年更新です。)

今時、どの先進国を見ても日本ほど職場に外国人が居ない国は少ないと思います。優秀な人材を海外から集めることにより、日本の職場に刺激を与え、結果的に職場は、競争力が増し、国全体の活性化につながると思います。

これからの明るい日本

上記で述べた職場に外国人が増えるイメージが沸かない人は、スポーツの世界に例えてみるとわかりやすいと思います。日本のプロ野球やサッカーチームには、必ず1チームに数名の外国人選手が活躍しています。

活躍する外国人が同じチームにいると、日本人選手も負けてはいわれないと思い、さらにがんばります。結果的に相乗効果として、チームが強くなります。また、日本のサッカーのレベルが一気に上がったのもJリーグ発足とともに海外から多くのスター選手が来日し、一緒にプレーをすることで日本の選手のレベルが上がったといっても過言ではないと思います。

一般企業でも職場でも同じような減少を起こす必要が現在出てきていると思います。もしこのまま日本は日本人だけで、外国人は日本人の雇用を奪うので受け入れないということになったら、どういうことになるでしょうか。。。

日本を変えるためには、まずは職場環境の改善

日本での活躍の場がない、日本ではレベルの向上が期待できない、その場合には、さらに海外への人材流出が深刻になると思います。

特に女性の場合には、すでに日本の職場は働きずらい、日本では女性は活躍できない、そんな理由で海外に活躍の場を求めて移住してくる人も多いです。

また、国際的な職場で働きたいという理由で海外に来ている人も多いと思います。その逆にせっかく海外で勉強や仕事をしてきたのに、日本にかえると、これからの経験が生かせないから、日本に帰ることを躊躇する人も居ると思います。

以上のことから、「女性がより働きやすい職場」、「高いスキルをもった外国人労働者の受け入れ」など企業と政府が受け体制を整えることが、これからの日本復活の糸口になるのでは、と個人的に思っています。

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