歯科技工士の仕事は職人ともいえる高度な技術であり、日本の歯科技工教育は世界一と 言われる程確立されているので、国内だけでなくアメリカ、カナダ、オーストラリア、 そしてヨーロッパなど海外で活躍している歯科技工士が大勢います。
こんな文句が歯科技工士の専門学校のサイトに書かれていた。しかし、実際、海外で働く日本人歯科技工士は多数いる。知り合いにもこんな人がいた。
高校の時から、海外就職するのが夢だった。日本人として海外で働くには、やっぱり、手に職だ。って考えた。寿司職人や日本食の板前なら海外で就職できるチャンスはあるかも知れない。って最初は思った。
だが、板前になるには、何年もかけて日本で修行をしなければならない。それに腕のみが勝負。日本に帰って着ても何の保証もない。結果、本当に好きでなければなかなか板前にはなれない。
そこで、考えたのが歯科技工士。歯科技工士の専門学校を卒業して国家試験に受かれば、歯科技工士になれる。これで日本ではある程度収入が安定する。
そして日本人の器用さを生かした歯科技工技術は世界でもトップクラス。これなら海外でも技術を武器に働けると考えた。
そしてその知り合いは、高校卒業後、迷わず歯科技工士の道を選んだ。卒業後は、なんとニューヨークの歯科技工所に研修生として入った。専門学校を卒業後の二十歳には一応海外就職が実現してしまった。
そして現在、ニューヨークでの海外就職生活も3年目と言っていた。仕事内容はよくわからないが、手先が器用で、海外で就職したいって人はもっとよく調べて見る価値があると思う。