経済評論家やビジネス・ブレークスルー大学大学院の経営で有名な大前研一さんのブログにこんな記事がありました。
日本の将来に期待はありえない
超高齢化が加速する日本において、今後、成長産業として期待できるのは介護産業や葬儀産業くらいのもので、その他の産業はこれまでよりも厳しい状況に置かれることになるでしょう。
日本は老大国であり、これから将来のほうが期待できるということはまずあり得ない。
と書かれていました。高齢化により労働人口はさらに減り、高齢化や労働人口の減少に対する具体的な対策が進んでいない現状では、まさにその通りだと思います。
そして、メディアを通じていつも大前さんが言われていることは、日本という国の将来像を見極めて、一人でも多くのビジネスパーソンが国内でも世界でも通用する「人材」になってほしいということです。
一方、実際に日本の若者の現状はどうかと言うと、危機意識はあるものの海外志向の人はあまり増えているとはいえない現状のようです。
海外で働きたくない 2人に1人
産業能率大学がインターネット調査会社を通じて、新入社員に対して「海外志向」を調査しました。その結果、現在の新入社員は、2人に1人は、海外で働きたくはないと回答しています。
その理由は、「リスクが高い」、「能力に自信がない」が5割超あります。不安が強く内向きの意識が顕著になっているとのことです。
このままでは日本の将来は、明るくないと思いつつもやはり海外での就職は、将来に対して不安があるというのが現実のようです。