海外で働くって響き的にカッコよく聞こえて、憧れている人も多いけど、実はとてもリスクが伴うことです。本日は海外就職の知られざるリスクについて紹介します。
日本の年功序列や男女差別、学歴社会とか色んなシガラミから抜けだして海外の自由な環境に憧れる人は多いですが、現実、海外で働くっていいことばかりじゃありません。日本で働いているより実は、ものすごくリスクも伴うことだったりします。
起業とよく似ている海外就職
海外就職する人の7割ぐらいは、3年以内に日本に帰国すると言われています。また現地に長く住んでいる人の大半は、現地に配偶者がいる人や帰るタイミングを失い、ただなんとなくそのまま居続ける人、そして、わずか1割未満の人がきっと現地でそれなりの地位を気付き、日本に帰って働くよりずっと現地で成功し、日本へ帰る必要がなくなったいわゆる海外就職して成功した人だと思います。
海外就職の生存率は、起業の生存率と同じぐらい低い
海外就職をして仕事で成功をつかむ人ってわずか10%未満だと思います。これってすごく起業に似ています。起業も10年会社を存続させる人は、30%未満だと言われています。海外就職も起業もどちらも始めるのは、ほんのちょっとの勇気で誰でも行動に移すことができますよね。
でもそれを継続していくって本当に大変です。
起業がリスクを伴うことは結構知られているのに、海外就職がリスクを伴うことだと認識している人はそれほど多くないようです。
起業した時も最初の1年、2年は誰でも大変なことを理解しているし、貧乏でも最初はしょうがないと思うし、何よりすべてが初めてのことで大変と思いつつも良い勉強をしていると思えることが多いと思います。
けど、3年も過ぎると、資金もなくなり、貯金もできずでにっちもさっちも行かなくなって、将来に不安を感じて、会社をたたみサラリーマンに戻るという人が多いと思います。
海外就職についても本当によく似ています。最初の数年は、新しい環境での仕事や生活に例え給料が低くても、それなりにすべてを楽しんで生活できると思います。
しかし3年も過ぎて一通りを経験して周りが客観的に見えてくるとこの先、このままでいいの?と将来への不安が見えてくるものです。