前回の続きでなぜ、海外就職にいたった自分の原点を紹介したいと思います。
前回の記事:海外就職への憧れの原点
高校生の頃、修学旅行でニュージーランドに訪れ、たまたま身に着けていたブレスレットが日本で買った以上に高く売れたという体験があり、この、ちょっとした海外でのビジネス体験が今思うと、海外で働きたい、海外にかかわらる仕事がしたいと思うようになったきっかけでした。
しかし、高校生の当時、自分にはそれ以上に具体的に、海外で何がしたいのか?どういった分野に進みたいのかは、検討が付きませんでした。
通常、それならば、海外で働きたいなら、英語を勉強すればいいと思われるかもしれません。現に、多くの海外で働きたい、海外に携わる仕事がしたいと思われている学生のほとんどが、英文科に進むのではないでしょうか。
しかし、高校の先生に進路の相談をしたところ、自分の高校の先生は、例え、英文科を卒業した先生さえも、自分にこのようにアドバイスをしてくれました。
「海外で働きたい、海外と携わる仕事がしたいのであれば、英語はできて当たり前だから、それよりも英語で何を話せるかが方が大事なんですよ。英語は、コミュニケーションのツールにすぎませんし、もう中学校、高校と6年も英語は、勉強したんだから、あとは、自分でしなさい。」
さらに、先生が具体的にアドバイスをしてくれました。
「海外で働くには、ビザというのをとらないといけないんですよ。そのビザを取るには、学歴が大事で、海外で働くのに英文科の学位を持っていてもあまり有利にはなりません。だって、海外では英語が話せるのは当たり前ですよね。それよりも自分の専門分野のことを英語で話せるようにならないと駄目なんです。」
そして、これらのアドバイスを受け、海外で働くためには、英語ができることが大前提だけど、英文科に行くのは、自分の将来の目的とは、違うということに気が付いたのでした。
今、振り返ってみると、この選択は、本当に正しかったと思います。
海外就職活動を具体的にしてみると、本当に学位の重要性に気が付きます。例えば、シンガポールでは、現在、EP(エンプロイメントパス)を取得するためには、大学卒業資格が必要です。
また多くの国の就労ビザ取得の条件は、就職する際の会社の業種と卒業した学部が関連性がある必要があります。
結果的に、自分は、経済学部を選びましたが、特にどんな業種でも経済学部を卒業しているからという理由でビザ取得の際に、不利になることはありません。日本では、一番卒業が楽としられる経済学部ですが、海外では、日本の大学で経済学部を卒業したというと、ちょっと響きが良かったりもします。
もし本当に世界を舞台に働きたいと今、考えている高校生がこのブログを読んでいるのであれば、本当は、経済学部ではなく、もっと専門性の高い理系など技術職をお勧めしますが、経済、経営などを学び、さらに学生の間に色々なことを学校以外でも勉強しておくこともお勧めです。
また、学生の間のアルバイトも海外では、職歴とみなされることもあるので、希望する職種のアルバイトをするのも良いと思います。
英語を勉強したいから、英文科に行くというのではなく、英語を勉強した後に何をしたいかを考えると、より海外で働きたい人にとって夢に近づくことができるかと思います。
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