今回は、ローカル社員、つまり日系企業で働く現地人の社員から見る、駐在員について紹介したいと思います。
前回までの記事
■ 駐在マダム VS 現地採用女性(さらなら格差社会)
■ 現地採用 VS 駐在員 【知られざる海外就職の苦悩】
タイやシンガポールにある日系企業は、日本人は駐在員だけで、あとはローカル社員という会社もあります。
このような駐在員メインの日系企業で働くタイ人やシンガポール人は、会社の日本人駐在員に対して不満を持っているケースが多いです。
理由はこんなところから生まれている可能性があります。
現在、駐在員は、不況の影響か、コスト削減のためか、年々若い社員が来る傾向にあります。なかには、新卒同然で即海外駐在ということもあります。
日本でも社会経験がなく、または、あっても平社員だった人が、タイやシンガポールに駐在としてやってくると、数十人を抱える日系会社の幹部社員になるのです。
さらに会社から自宅までは、常に専用運転手が送り迎えをし、困ったことがあれば、通訳が何でも手配してくれる。
こういう環境のせいか、一般のタイ人社員やタイ人に対して勘違いや自分は凄いという錯覚に陥る人が多いです。
そして、賢いタイ人社員からすると、まったくマネージメントスキルが無い日本人が日本から来たというだけで、いばっているだけとみなされ、タイ人社員と徐々に溝が生まれます。
賢いタイ人社員は、それでも、最初の1年、2年は、仕事を評価されようと一生懸命頑張ります。
しかし、その頑張った結果得た評価は、適当に働いている他のタイ人社員と同じ、または、ほんのわずか昇給率が良いだけだったりします。
その後、頑張っても適当に働いていても、日系企業ではあまり待遇は変わらないと気がついた賢いタイ人社員は、2種類に分かれるような気がします。
■ 日系企業は、適当に仕事をしていれば、毎年給料はわずかに一定額上がるので、このまま適当に過ごす。
■ 日系企業は、成果を評価されないからつまらない外資系に転職
結果的に日系企業の駐在員とローカル社員の溝は一切埋まらず、逆にタイ人社員は、知識やスキルの向上をいった意識を失い、日本の役所のようにただただ勤続年数だけが長い社員が多いのが日系企業のタイ人の特徴のような気もします。
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