まだ35歳になるまでは数年ありますが、35歳はなんとなく自分の中で、30歳になった時よりも大きな節めになるような気がしています。
20後半から海外で働き始めた日本人の中には、同じように感じている人が結構いるのではないかと思います。
本日紹介するのは、「35歳を救え」という本です。35歳前後の世代は、まだゆとり教育でもなく詰め込み式で教育を受け、良い学校を卒業することが将来への安定の道と教育を受けてきましたが、学校を卒業し、社会に出る頃には、世の中あ、大不況で就職難という世代だと思います。そんな35歳のリアルを紹介した本です。
“35歳”を救え なぜ10年前の35歳より年収が200万円も低いのか
「団塊ジュニア世代」と呼ばれる現代の35歳。10年前ならば、35歳といえば家庭を持ち、会社で責任あるポストを任され、社会を担っていくはずの存在でした。それが現在では低所得化、未婚化、雇用の非正規化など、不景気のあおりを正面から受けています。本書はNHK「あすの日本」プロジェクトとして放映された内容を再構築したもの。1万人の35歳のアンケートデータから浮き彫りになる、35歳の「現在」をリアルに伝えています。
たとえば、年収。1997年には平均年収が500万~600万円だったのが、現在は300万円台。10年前よりも200万円は安くなっているのがわかります。35歳時点での出生率は0.86、また正社員の69%の人が、会社に対して不安に思うことについて「収入が増えないのではないか」と回答しています。
今のままでも十分目を背けたくなりますが、この先20年後の日本は「ゼロ成長」「消費税18%」「医療費の自己負担額は現在の2倍」「失業率 10%超」「年金30%カット」など、想像したくもない社会になってしまう可能性があるのだそうです。現在、日本の失業率は5.1%。15~24歳の若者に至っては失業率9.9%と、すでにその予兆は始まっています。
■ “35歳”を救え なぜ10年前の35歳より年収が200万円も低いのか
なんだか恐ろしい内容ですが、逆に良い面を考えると、今まで会社で良いポジションを得るためには、年功序列のルールに乗っ取り、長期間耐える必要がありましたが、今は、30代でも能力次第でいくらでも評価をしてくれる会社があると思います。
格差こそ広がり、全体の所得は下がっているかもしれませんが、その分、世代を超えて、国境を越えて、能力やアイディア次第でいろいろな可能性があるのはこれからだと思います。
35歳まであと数年、どこの国で何をしているかはまだわかりませんが、所得の上昇とともに日々の幸福度をあげられるように日々楽しんでいこうと思います。
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